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 企業価値について考える(其の四)
2006年08月15日 (火) | 編集 |
企業価値についてのお勉強の第4回です。参考にする書籍は、MBAバリュエーションです。

第1回目はこちら(§1.価値という視点)
第2回目はこちら(§2.永久還元の定義式)
第3回目はこちら(§3.定率成長の永久還元定義式)

§4.ディスカウントレートの設定

前回は、企業の事業価値が次のような式で表されることが分かりました。

PV=C/(r-g)・・・定率成長の永久還元定義式
 PV:現在価値
  C:毎年のキャッシュフロー
  r:ディスカウントレート(割引率)
  g:キャッシュフローの成長率

今回は、r:ディスカウントレート(割引率)の考え方について勉強してみます。いきなりですが、ディスカウントレートは次の式で表されます。

r=無リスク金利+β×株式市場プレミアム

1)無リスク金利
支払いの確実な10年国債の利回りを基準とします。現在の利回りは1.8%~1.9%なのですが、これは歴史的にみても、かなり低い水準であるため、通常は3.0%程度を用いるようです。

2)株式市場プレミアム
これは、投資元本も将来利回りも保証されていない株式市場に参加するにあたり、そのリスクに見合った上乗せ金利を何%期待するかというものです。日本の株式市場において、過去30年の実証データから、国債への投資に比べて5~6%高利回りだったようです。ただし、過去のデータの期間の取り方によって、数値が大きく変わるため、通常は3.0%程度を用いるようです。

3)β(ベータ)
これは、株式市場全体が上下するのに比べ、個別の会社の株価はより大きく上下するのか小さく上下するのか、を偏差値として表現する係数です。TOPIXや日経平均などを1として考えます。新興市場などの値動きの大きな銘柄は1より大きく、電力株などの値動きの小さな銘柄は1より小さくなりますね。

※βの検証
βについては、どのような値を用いれば良いのか分からなかったので、過去5年程度のデータを用いて、標準偏差(ボラティリティ)を実際に計算してみました。

①日経平均:平均11,470円 標準偏差2,140円 ボラティリティ18.7%
②ジャスダック指数:平均73.62 標準偏差27.05 ボラティリティ36.7%
③ASEET:平均159,000円 標準偏差118,770円 ボラティリティ74.7%

なんとも凄い結果となりました。日経平均をβ=1とした場合、ジャスダック指数はβ=2個別銘柄のASEETについては、β=4・・・。数値的にもASEETの値動きの激しさが証明されましたね。

■r:ディスカウントレート(割引率)の数値化
これまでの結果から、具体的な数値を計算してみました。
①日経平均に連動したインデックスファンドやETFなど
 r=3.0+1×3.0=6.0%
②小型株ファンドなど
 r=3.0+2×3.0=9.0%
②値動きの激しい個別銘柄など
 r=3.0+4×3.0=15.0%


かなり、割引率に差がでましたね。要するに、割引率の大きい投資対象には、もうひとつの重要な要素である成長性を期待しているということになりますね。次回は、その成長性について勉強してみたいと思います(まだ、理解していませんが・・・)

【追記】
βの計算方法については勉強中です。分かり次第、記事にしてみます。
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