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 企業価値について考える(其の六)
2006年08月28日 (月) | 編集 |
企業価値についてのお勉強の第6回です。今回は、バリュー投資副業実践研究室JAYさんがスクリーニングに使用する際の考え方を見て行きたいと思います。

「企業価値について考える」の過去の記事はこちらです。

§6.資産価値について

これまでのお勉強で、企業の事業価値が次のような式で表されることが分かりました。

PV=C/(r-g)・・・定率成長の永久還元定義式
 PV:現在価値
  C:毎年のキャッシュフロー
  r:ディスカウントレート(割引率)
  g:キャッシュフローの成長率

でも、企業の価値は、上記の式で表された事業価値と会社が事業をやめた後に売却・換金できる資産を加えるそうです。

企業の価値=事業の価値+資産の価値

ということですね。なので、今回は「資産の価値」についてみて行きたいと思います。JAYさんによると、現預金や有価証券、土地、棚卸資産などを一定の率を掛けて評価されているようです。

<流動資産>
現預金100% 売上債権85% 有価証券100% 棚卸資産50%
<固定資産>
有形固定資産50% 投資等100%
<マイナス資産>
有利子負債100%

なので、資産の価値は以下の式で表されます。

資産の価値=現預金+0.85売上債権+有価証券+0.5棚卸資産+0.5有形固定資産+投資等-有利子負債

よって、事業の価値+資産の価値を発行株数で割ったものが1株当りの企業価値ということになります。この値が、株価より高ければ割安な状態にあると判断できるのでしょうね。
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コメント
この記事へのコメント
トラバありがとうございました。

資産価値を企業価値に含めるかどうかは意見の分かれるところですね。私は、ネットキャッシュは考慮していますが、資産価値自体は考慮していません。スタイルの違いだとは思いますが・・
村上ファンドなんかはきっと、資産価値を重視していたんでしょうね。
2006/08/29(Tue) 00:55 | URL  | 空色 #RbQi3znE[ 編集]
空色さん、コメントありがとうございます。
そうなんですか、資産価値を含めるこのと是非があるんですね。知りませんでした。

私は、当然含めるものと思っていたので、この当りについても、今後の課題になりますね。ありがとうございました。
2006/08/29(Tue) 23:22 | URL  | manuw #-[ 編集]
有形固定資産は通常、事業の継続に不可欠なものなので、それを換金(売却)することは考えにくい。だから企業価値には含めるべきでないという考え方があります。
また、これとは別の論点ですが、企業が廃業した場合、有利子負債以外の負債(買掛金等)もすべて弁済することになります。なので、資産価値の計算に当たって有利子負債しか考慮していない計算式では、実態より資産価値が大きく算定されてしまうおそれがあります。
2006/09/08(Fri) 00:22 | URL  | 空色 #RbQi3znE[ 編集]
空色さん、こんばんは。

色々と教えて頂いて、ありがとうございます。
そうですね、負債については、有利子負債だけでなく、全ての負債を考慮する必要があるかもしれませんね。

有形固定資産についても、企業価値に含めることは難しいかもしれませんね。

ただ、土地だけは、ある程度含めてもいいような気もしますが、どうですかね?
2006/09/09(Sat) 22:56 | URL  | manuw #-[ 編集]
貸借対照表等に記載されている土地等の有形固定資産の金額は取得価格(いくらで買ったか)であることが多いのですが、この方法によると、バブルの時に100億円で買った土地も、デフレのピークに100億円で買った土地も、帳簿上は同じ「100億円」になります。なので、土地であっても、帳簿価格で売却できるとは限りません。
ただ、逆に、村上ファンドが目をつけた阪神電鉄のように、帳簿価格は数十年前のもので時価は何倍にも値上がりしているという場合もあり、こういった企業(狭義のバリュー株)を探して投資するという投資手法もあります。
2006/09/11(Mon) 10:16 | URL  | 空色 #RbQi3znE[ 編集]
空色さん、jこんばんは。
いつも、丁寧にコメントして頂き、ありがとうございます。
申し訳ありませんが、もうちょっと教えて頂きたいことがあります。
土地の帳簿価格についてですが、私は、2006年から減損会計が適用されたため、土地に含み損がある場合は、実質価値でB/Sに記載されると思っていたのですが、全ての企業で適用される訳では無いのでしょうか?
それとも、適用されても、自ら減損処理する企業は、限られているのでしょうか?
お時間のある時で、結構ですので、教えていただければ助かります。
2006/09/11(Mon) 23:23 | URL  | manuw #-[ 編集]
あっ!! ・・・・減損会計、忘れていました。

御指摘のように、2005年4月以降の事業年度からは減損会計が全面適用されましたので、従来と比べると固定資産の含み損は大きく減ったと思います。
他方で、減損会計では、固定資産の簿価がa)売却価値又はb)使用価値(当該固定資産から得られる将来キャッシュフローの総和)のいずれか高い方を下回った場合に減損処理の対象となります。固定資産を事業に利用している限り、a)よりb)の方が高いのが普通だと考えられますから、固定資産が取得時より値下がりしていても、事業から得られる将来キャッシュフローが値下がり分を超過すると期待できるなら減損処理の必要はありませんし、仮に減損処理をすることになっても、固定資産の簿価を売却価値まで切り下げる必要はありません。
とはいえ、採算の低い事業に使用されている不動産や有休不動産なんかはガンガン減損の対象となるでしょうから、そういう意味では減損会計には大きな意義があると思っています。

2006/09/12(Tue) 10:42 | URL  | 空色 #RbQi3znE[ 編集]
空色さん、こんばんは。
早々に教えて頂いて、本当にありがとうございます。すご~く良く分かりました。
結局、以前より含み損が表面化しやすくなったのでしょうけれど、依然として含み損を抱える会社もまだまだありそうですね。
有形固定資産、特に土地を企業価値に含めるかどうかは、臨機応変に対応していきたいと思います。
ありがとうございました。
2006/09/12(Tue) 23:03 | URL  | manuw #-[ 編集]
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