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 なぜか日本人が知らなかった新しい株の本
2006年10月02日 (月) | 編集 |
山口 揚平さん著書の

「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」

を読みました。この本は、「Aから始める:企業価値に基づく投資」の空色さんから教えて頂きました。なので、もっと詳しい内容は、空色さんの記事を参照してくださいね。

ここでは、企業価値の算出を、ざっくりと以下の計算式を用いて表しています。

企業価値=営業利益×10+(流動資産+投資等)-(流動負債×1.2+固定負債)

まず、計算式の前半の事業価値が営業利益の10倍というのは、実効税率40%を差し引いた場合の純利益=0.6×営業利益を割引率6%で割った値になります。

ここで、これまで勉強してきた定率成長の永久還元定義式を思い出してみると・・・

PV=C/(r-g)・・・定率成長の永久還元定義式
 PV:現在価値
  C:毎年のキャッシュフロー
  r:ディスカウントレート(割引率)
  g:キャッシュフローの成長率

でしたが、つまり、(r-g)6%としている訳ですね。なるほど、この6%というのは、無リスク金利3%と株式市場プレミアム3%を足した重要な値であるように思います。なので、ざっくりとした算出に用いているのでしょうね。

ちなみに、これまでのお勉強で参考にさせて頂いた、JAYさんの算式は、

企業価値=12×経常利益+(現預金+0.85売上債権+有価証券+0.5棚卸資産+0.5有形固定資産+投資等-有利子負債)

としています。この場合は、割引率を5%としていますね。計算式の後半部分は、資産価値になる訳ですが、ここにも、それぞれの考え方があるようです。

つまり、企業価値の算出には、企業価値を計ろうとする人の考え方が多分に含まれる訳です。なので、私は、企業価値を計ること自体に意味があるのか?を考えていましたが、この本を読んで、疑問が解けました。

己の売買の根拠を明確にするために、己の考えに基づいた企業価値を算出する

これに尽きると思いました。つまり、自分の考えに基づいて算出した企業価値という明確な基準を持って売買することにより、下落時の不安や極度の期待という感情を排除することが出来るのだと思います。従って、人それそれの企業価値があって良いのだと思いました。この本は、「行動ファイナンス理論」についても自然に学習できる「すばらしい本」ですね。

空色さん、良書の紹介ありがとうございました!
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コメント
この記事へのコメント
空色です。ブログの紹介ありがとうございます。

>企業価値を計ろうとする人の考え方が多分に含まれる

仰るとおりですね。言い換えれば、どこに価値を見出すかは投資家によって違うということだと思います。
ちなみに、記事で紹介されているどちらの算定式でも、いちばん難しいのは計算に使う「営業利益」や「経常利益」はどれを使うかだと思います。
そこが企業価値投資の核心部分で、各投資家が自分の責任で、自分の能力と経験を駆使して推定するしかありません。
この曖昧さが、企業価値投資が批判されるゆえんかな~と思います。
2006/10/03(Tue) 00:53 | URL  | 空色 #RbQi3znE[ 編集]
空色さん、こんばんは。
本当に、企業価値ってのは曖昧ですね。でも、曖昧だからこそ、株価が動く訳で、そこに非効率性が生まれる1つの理由があるのかも知れませんね。
2006/10/03(Tue) 23:42 | URL  | manuw #-[ 編集]
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