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 企業価値について考える(其の八)
2007年01月29日 (月) | 編集 |
企業価値についてのお勉強の第8回です。これまでの企業価値についてのお勉強はこちらをご覧ください。

■WACCの計算方法

前回のお勉強で、ディスカウントレート(割引率)に用いる資本コストは、WACC(調達コストの加重平均)で表されることが分かりました。そのWACCは、以下の計算式で表されます。

WACC=[Re×E/(D+E)]+[Rd×(1-t)×D/(D+E)]
 D:負債金額
 E:株主資本
 Rd:負債コスト
 Re:資本コスト
 t :実行税率

具体的な例で計算してみましょうね!

【例題】
 負債金額 120億円
 株主資本 80億円
 法人税 40%
 負債の利子率 4%
 長期国債の利子率 3%
 リスク・プレミアム 5%
 β(ベータ)値 1.2

まず、資本コストReを計算してみます。

Re=無リスク金利+β×株式市場プレミアム

なので、Re=3%+1.2×5%=9%

となりました。それでは、WACCを計算してみましょう。ちなみに、Rd:負債コスト=負債の利子率4%ですよ。

WACC=[9%×80億円/(120億円+80億円)]+[4%×(1-0.4)×120億円/(120億円+80億円)]=5.04%

となりました。この会社の平均的な資金調達コストが5.04%であると同時に、この会社が企業価値を高めていくためには、5.04%を上回る収益率が必要となります。

なので、投下資本に対する利益率を検証する指標ROIC>WACCである企業に投資することが最低条件になりますね。

次回は、特定の株式のリスクの大きさを示すβ(ベータ)値の計算方法について勉強してみま~す。
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